シンビサプリHOME平成養生訓要介護への三段跳び サルコ→ロコモ→フレイル 平成養生訓39

平成養生訓

人生にエッセンス、医療ジャーナリストの“丸山寛之さん”が綴る、平成養生訓を紹介いたします。

平成養生訓39イラスト

2018年11月20日

要介護への三段跳び サルコ→ロコモ→フレイル 平成養生訓39

 骨(ホネ)のホの字を分解すると「十」と「八」になります。

 で、10月8日を「骨と関節の日」と、日本整形外科学会が定めました。

 骨は体を支える支柱であり、付着している筋肉の働きによって運動する

運動器官でもあります。

 カルシウム、リンの貯蔵庫であり、骨髄では血液や血球をつくります。

 関節は、骨と骨とが連結するところで、ここを軸として骨は動きます。

 中高年の骨の病気の代表は骨粗しょう症で、関節の病気の代表は

変形性膝関節症です。

 骨粗しょう症は、骨からカルシウムが抜けて、骨の内部にたくさん細かい孔ができ、

もろく、折れやすくなった状態。スの入った大根にたとえられます。

 変形性膝関節症は、骨の表面を覆っている軟骨がすりへり、膝の関節が変形した

状態です。

 全国の患者数は2530万人。

 中年過ぎの人が、いつしかだんだん膝が痛くなってきて、特に階段を降りるときに

膝がいたい。

 歩き始めに膝が痛い。

 正座ができない。

 膝が大きくなった。

 こうした症状の原因の大半は変形性膝関節症です。

 骨粗しょう症や変形性膝関節症になると、足の力や体のバランス能力が低下し、

歩きにくく、転びやすい。

 それがさらに進行すると、移動が不自由になり、一人では生活できない要介護、

ひいては寝たきりになる可能性も高まります。

 そうした健康リスクの高い状態(要介護の前段階)を、「ロコモティブシンドローム

(略して「ロコモ」)と呼ぼうと、日本整形外科学会が提唱し、それを防ぐための

啓発運動を展開しています。

 ロコモの3大要因はバランス能力の低下、筋力の低下、そして骨や関節の病気です。

 筋肉量の減少は早ければ20代前半から始まり、日ごろあまり運動をしないと

60歳までに毎年0・5%ずつ、80歳までに平均40%も減るとの報告があります。

 こうした筋肉量の減少は「サルコペニア」と呼ばれます。

 ギリシャ語で筋肉を意味する「sarco」と、減少を意味する「penia」を組み合わせた

造語です。

 1980年代後半にアメリカの研究者が提唱しました。

 高齢化がさらに進む日本では65歳以上のうち22%がサルコペニアと認められた

という調査報告もあります。

 そしてさらに生活機能が全般的に低くなった段階を、日本老年医学会は「フレイル」と

名づけました。

 フレイルは虚弱を意味する英語のfrailtyからきています。

 健康と病気の中間的な段階で、75歳以上の多くはこの段階を経て要介護状態に

陥るとされています。つまりサルコ⇒ロコモ⇒フレイルは要介護に着地する三段跳び

なのです。

 サルコペニア(筋肉減少症)とロコモ(運動器症候群)を改善し、介護の前段階の

フレイル(虚弱)を防ぎ、生涯現役の健康を保つ基本は「運動」と「食事」です。

 筋肉を増やす最良の方法は有酸素運動。ウォーキングが最適です。

 食事のポイントは、筋肉のもととなるたんぱく質の摂取です。

 毎日よく歩き、肉や魚、大豆、牛乳などをたくさん食べてください。

 青汁を飲んでください。

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